ボケないためにも油(脂)を見直そう!脳の調子は油(脂)で変わる!?

サプリメントマイスター/食用オイルソムリエ
40代男性、定期的に運動をしているにも関わらず健康診断でLDLコレステロール値が下がらなかったことをきっかけに油・脂習慣に注目し始める。食用オイルソムリエ、サプリメントマイスター資格を取得し、本サイトの編集長として専門性、信頼性のある情報発信を目指す

1. うつ病・アルツハイマー病の定義

うつ病とは、気分障害の一種の事で、抑うつ気分、精神活動の低下、強い焦燥感、食欲低下、アルツハイマー認知症不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害の事を指します。

近年、テレビやネットニュース等で、うつ病が頻繁に取り上げられるようになりました。
(私が高校生くらい(20年前)の頃はあまり聞いたことがありませんでした)。

そのせいからなのか、うつ病は誰でもかかり得る病気だと知られるようになりました。
最近では、子供でもうつ病になる事が話題になっています。
厚生労働省の「患者調査」によれば1996年から2008年の12年間でうつ病の患者数は2.4倍にも増えました。
※北海道大学の調査では約2万人の小中学生の内、実に2.6%の500人以上がうつ病と推定されたそうです。

うつ病は現代社会においては誰もがかかる可能性のある心の(脳の)病と言っても過言ではありません。

うつ病が起こる仕組みは、現代の科学で完全に解明されているわけではありませんが、脳内の物質の変化が引き金となっているのはないかと考えられています。

また、アルツハイマー病とは、が効率的にブドウ糖(血糖)利用できず、エネルギーの生産ができなくなっている状態の事であります。この、エネルギー変換の不具合によって、脳細胞は飢餓状態になり、ストレスに耐える力が弱くなります。
その結果、脳は急激に老化し認知症に至るというプロセスとなります。

2. 油とうつ病の関係性

スペインで行われた調査では、食生活の中での油脂の摂り方うつ病のリスクと関係することが明らかになっています。

リノール酸トランス脂肪酸を多く摂取する食生活を送っている人はうつ病のリスクが高いことを明らかにしました。

この調査データでは、136品目の食品の摂取習慣についてのアンケートの回答から、食品に含まれる飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の摂取量を推算し、オリーブオイル、サラダ油、バター、マーガリンといった食用油脂の摂取量と併せ、油脂の摂取習慣の違いによる、うつ病のリスクの違いを調べました。

参加者が追跡調査されることになった期間の平均は6年、開始時の平均年齢は37.5歳でした。開始時にはうつ病患者はいなかったものの、追跡期間中に657名が医師によりうつ病と診断され、抗うつ剤を処方されたと報告しています。

その結果、リノール酸トランス脂肪酸を多く摂取する食生活を送るグループは、そうでないグループと比較してうつ病と診断された割合が48%も高く、またリノール酸・トランス脂肪酸の摂取量が多いほどうつ病の発症率も高いことがわかりました。

リノール酸やトランス脂肪酸の蓄積が、互いに応答する神経間の正しい伝達を妨げ、さらに神経保護と神経再生をも妨害しているためと調査を行った教授は説明しています。

3. 油(脂)とうつ病/イギリスでの研究発表

また、英国の研究では「リノール酸トランス脂肪酸炎症の原因となりうつ病だけではなく、高コレステロール血症に関係し、糖尿病などの前兆である肥満の原因となる割合が高く、多価不飽和脂肪酸のω3(オメガ3)/魚油のEPADHAアマニ油ω6(オメガ6)/ベジタブルオイルや不飽和脂肪酸のω9(オメガ9)オリーブオイル等の脂肪酸を1日あたり20g以上摂取した人の中では、うつ病を発症する割合が低かったそうです。

「週3回、魚(サケ・マグロ・サバ・イワシ)を食べてうつ病を予防することも、魚油サプリメントでうつ病の治療をすることも可能である。」

という発表しています。

魚や、良質の植物油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸や、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸などの一価不飽和脂肪酸に富む食生活の人は、うつ病になりにくい傾向がみられるという事です。

4. 脳への影響を考えてオメガ3を取りましょう!

約60%は脂肪で構成されています。
どんな油を摂取するか?によって、当然、脂肪酸の構成比は大きく変わります。当然ながら脳への影響も大きいのです。
脳の神経はシナプスとよばれる接合部分から他のシナプスに神経伝達物質を放つことで情報を伝えていますが、オメガ3由来の脂肪酸が少ないと、その密度が低下するのです。

オメガ3脂肪酸脳細胞の情報伝達に欠かせない重要な物質です。
なぜなら、脳細胞の神経伝達を担う受容体という部分はオメガ3で構成されているからです。

オメガ3脂肪酸が不足すると、リノール酸トランス脂肪酸がこれらの受容体の代替材料として使用されてしまう恐れがあり、正常な機能を妨げます

リノール酸から変化して出来るアラキドン酸は、脳の発達に欠かせない脂肪酸で、不足すると正常な脳の機に支障が出てしまいます。
※「リノール酸/C18:2」は体内で「ガンマリノレン酸/C18:3」と呼ばれる脂肪酸に変わり、さらには「アラキドン酸/C20:4」という脂肪酸と変化します。

しかし、リノール酸から変化して出来るアラキドン酸は、脳への作用など本来の役割を果たす一方、リノール酸由来のアラキドン酸が過多な状態が続くとアルツハイマーや認知症、注意欠如情緒、不安定、うつ病などを引き起こす原因になります。

脳のドーパミンとセロトニンの機能を十分に活用するには脳の細胞膜にDHAというオメガ3脂肪酸が十分にあることが重要だからです。

5. まとめ

いかがでしょうか?

一見、関係なさそうなうつ認知症ですが、脳の約60%が脂肪で構成されている事を考えると、やはり日頃どのようなを摂取しているか?(そのような脂肪酸で細胞膜が構成されているのか?)
という事と関係はあると思って間違いないでしょう。

ストレスが強くなる一方の現代社会で心(脳)も体も健康でいるためにいい油を中心に、油のバランスをきちんとセルフマネジメントしていきましょう!

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